ICU同窓会「ドリコン」:山中美有さんがデーヴィッド・W・ヴィクナー社会貢献賞受賞

ICU同窓会が主催するドリーム・コンペティション(通称ドリコン)2016が9月25日にアラムナイハウスで開催されました。ドリコンは卒業生が在校生の夢の実現を支援するために創設され、今年で12年目を迎えました。JICUFは過去数年間、同窓会事務局を通して「JICUF賞」を提供してきましたが、2002年から2015年までJICUF代表を務めたデーヴィッド・ヴィクナーの功績を記念し、今年から名称を「デーヴィッド・W・ヴィクナー社会貢献賞」に変更しました。2千ドルのヴィクナー賞を受賞したのは、「ミャンマーと日本をつなぐ旅」と題したプロジェクトを提案した山中美有(みう)さんです。

木越純同窓会会長(左)、山中美有さん(中央)、猶井咲喜さん(右)

木越純同窓会会長(左)、山中美有さん(中央)、猶井咲喜さん(右)

山中さんは歴史をメジャー、アジア研究をマイナーとする3年生で、東南アジアに興味を持ったきっかけは、2年時に東南アジア史の授業を受講した時だそうです。今年3月にミャンマーを訪れたとき、シュエアダゴン・パゴダで出会った日本語を流暢に話すミャンマー人女性をはじめ、日本に関心のある多くの人々が経済的理由で一度も日本を訪れたことがないと知り、衝撃を受けたといいます。この体験をもとに、ミャンマーから学生を招致し、ICUで「ミャンマーと日本の未来のためのユース会議」を開催するアイディアが生まれました。この旅が、日本とミャンマーの学生が相互理解を深めるきっかけになることが山中さんの願いです。

山中さんは、玉川聖学院高等部3年生の猶井咲喜(なおいさき)さんと共同でプロジェクトに取り組みます。二人は2017年春に同校が開催するミャンマーへのスタディツアーに参加し、秋に招聘するミャンマー人大学生4名を選考する予定です。「ミャンマー・日本未来ユース会議」は、ICU内のサークルや学生団体と共同で運営することも検討し、アジア文化研究所やアジアを専門とする先生方にアドバイスをいただくことも考えているそうです。

卒業後の進路について、山中さんは次のように述べています。

「正直に申し上げますと、今後自分がどんなキャリアを歩んでいくのかはまだはっきりしておりません。実は、大学2年生の夏休みにワールド・ビジョン・ジャパンという国際NGOで2ヶ月ほどボランティアスタッフとして仕事に携わらせていただきました。その経験から、NGOで働くことで得られる喜びや達成感と同時に、NGOへの就職は大きな覚悟も必要であることを学びました。また現実的な問題として、ほとんどのNGOは新卒採用を行っておらず、ある程度社会人経験が必要な仕事であることも知ったのです。ですが将来的にはNGOや国際機関への就職も、選択肢のひとつとして持ち続けていくつもりです。一つだけ心に決めていることは、ミャンマーや東南アジア諸国が抱える問題についてはどんな職業に就いたとしても、変わらず目を向け続けていくということです。特に今回のプロジェクトを通して築いた関係については大切にして必ず持続できるように努めます。」

ドリコン2016の各賞受賞者と木越同窓会会長

ドリコン2016の各賞受賞者と木越同窓会会長

今後のプロジェクトの展開を楽しみにしています。ドリコン2016の他の受賞者については、こちらをご覧ください。