使命と沿革

アスペン文化外交フォーラムは2012年11月にICUの東ヶ崎潔記念ダイアログハウスで開催されました。
アスペン文化外交フォーラムは2012年11月にICUの東ヶ崎潔記念ダイアログハウスで開催されました。

日本国際基督教大学財団(JICUF)は、内国歳入法第501条c項3号に基づく公共慈善団体です。ニューヨーク市に拠点を置き、国際基督教大学(ICU)のグローバルなプログラムを支援しています。ICUは、東京西部におよそ19万坪の緑豊かなキャンパスを持つ、日英両語で教育をおこなうリベラル・アーツ大学です。

JICUFは、ICUの学生のための奨学金、教員の交換プログラム、グローバル・プログラム、キャンパス内の諸施設の建設や改築に資金を提供しています。財団職員は、助成金の交付の他、学生や教員、卒業生のためのさまざまなプログラムを企画・実施しています。また、ICUの職員と協力して、入学希望者の募集、資金集め、北米在住の卒業生の活動の支援もおこなっています。

使命

日本国際基督教大学財団(JICUF)の使命は、先見性のあるリベラル・アーツ大学である国際基督教大学(ICU)と協力し、その国際性と基督教精神を育むことです。

JICUFの記録文書

日本国際基督教大学財団(JICUF)の記録文書は、コネチカット州ニューヘイブン市にあるエール大学神学部図書館に保管されています。記録文書ガイドはこちらからご覧いただけます。

沿革

第二次世界大戦の終結時、日本にトップクラスの国際的な大学を設立するという長年の計画に注目が集まりました。日本が敗戦と戦争による荒廃に喘ぐ中、日米両国で平和と和解を望む市民が団結して、基督教精神に基づき、国際理解と協力に貢献するリーダーを育成する総合大学の創設に取り組みました。

エレノア・ルーズベルトは、1953年のICU初の入学式で、世界人権宣言について話しました。ルーズベルトの後方に座っているのは、湯浅八郎ICU初代学長。
エレノア・ルーズベルトは、1953年のICU初の入学式で、世界人権宣言について話しました。ルーズベルトの後方に座っているのは、湯浅八郎ICU初代学長。

世界人権宣言の重要性に触れたエレノア・ルーズベルトの卒業式の挨拶はこちら、世界人権宣言はこちらでご覧いただけます。

日本と北米の双方で、大学建設計画委員会が結成されました。米国の教会使節団による寄付と支援を受けて、1948年11月23日にニューヨーク州に日本国際基督教大学財団(JICUF)が設立され、ともに傑出した使節団代表であったラルフ・E・ディッフェンドルファー博士とジョン・コベントリー・スミス博士が、財団の初代会長、副会長にそれぞれ選ばれました。1951年にディッフェンドルファー博士が亡くなると、エール大学神学部で基督教史の教鞭をとっていたケネス・スコット・ラトゥレット教授が後を継ぎました。

日本と北米の委員会が協調して募金キャンペーンを開始しました。日本では、仏教徒であった一万田尚登日本銀行総裁が後援会長となって募金活動を進め、大学の敷地となる広大な土地の購入資金を調達しました。

米国の募金キャンペーンの名誉会長はダグラス・マッカーサー元帥で、北米でも多くの一般の人々が惜しみない寄付をしました。

ICUは1949年6月15日に正式に創立されましたが、学校法人として認可されたのは、初めて新入生を受け入れた1953年でした。間もなくこの新設大学は、日本と北米の人々の和解の象徴となりました。

大学の創設期には、JICUFは北米のいくつかの基督教宗派と献身的な個人からの寄付を受けて、ICUの教育施設の建設を支援した他、運営費の60%及び特別事業費の90%を負担しました。また、この時期には教員の44%は海外から来ており、その給与はすべてJICUFが支払いました。

しかし、何年もたたないうちにICUは日本を代表する大学の一つに発展し、運営費や教員の給与の支払いに財団の支援を必要としなくなりました。1980年代に入る頃には、日本経済が急成長を遂げる一方で、財団を構成する教会使節団は寄付金の減少を受けて、より差し迫った支援を必要とする地域でのプログラムに重点を置くようになりました。 1991年には、北米における寄付金が劇的に減少し、財団は変革を余儀なくされ、活動を大幅に縮小しました。その後1997年まで、財団はほぼ活動停止状態でしたが、ICUの後押しがあり、ニューヨーク市のオフィスを再開しました。

 

ドナルド・オスマー教授とミルドレッド・トップ・オスマー夫人
ドナルド・オスマー教授とミルドレッド・トップ・オスマー夫人

1999年に東京とニューヨークでICUの50周年の祝賀会が開かれた頃には、財団がニューヨーク市ブルックリン地区のドナルド・オスマー教授とミルドレッド・トップ・オスマー夫人より寛大な遺贈を受けることが決まっていました。新たな資金源を得て、JICUFは再びICUに有意義な支援を提供できるようになりました。2000年には、財団は二つの非営利法人、すなわちJapan ICU Foundation, Inc.と、JICUF Endowment, Inc.に再編成されました。前者は運営機関であり、後者は補助機関です。