SSI奨学生ハゼム・マジークさんがICUを卒業

JICUFとICUは、2017年に「シリア人学生イニシアチブ」(Syrian Scholars Initiative: SSI)を立ち上げました。設立当初はNPO難民支援協会(JAR)、2021年からはパスウェイズ・ジャパンと連携し、5年間に計7名のシリア人学生をICUに迎え、全額奨学金による支援を行いました。この夏、最後の奨学生が卒業を迎えました。ハゼム・マジークさんの卒業をもって、SSIは無事完了しました。
SSIは、2022年にウクライナからの避難民を支援する「日本・ウクライナ大学パスウェイズ」(Japan-Ukraine University Pathways: JUUP)の基盤となり、2024年には両プログラムを統合して新たなプログラム「日本教育パスウェイズ」(Japan Education Pathways: JEP)が誕生しました。JEPでは現在も、シリア、ウクライナ、アフガニスタンをはじめ、紛争の影響を受けた学生たちへの支援を続けています。
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ICUで過ごした4年間を振り返ると、この大学が自分でも想像していなかった形で自分を成長させてくれたことに気づきます。経済学や経営学の学習を通して貴重な知識を身につけることができましたが、それと同じくらい、教室の外での経験は意義深いものでした。
ICUのコミュニティの多様性は、私が特に好きだったことの一つです。シリア出身で、日本に来る前にはトルコで数年間暮らしていた私にとって、さまざまな文化、価値観、人生経験を持つ人々と出会い、話し合う機会を得られたことは、とても貴重な経験でした。ICUで、初心者が丁寧な指導を受けながらフィットネスに取り組めるウェイトリフティング部であるBodyMake を立ち上げたほか、キャンパスで開催されるさまざまなイベントにも積極的に参加する中で、リーダーシップを発揮すること、チームで協力すること、そして強い人間関係を築くことの大切さを学びました。
もちろん、困難もありました。母語とはまったく異なる言語を学び、新しい環境に適応しながら、学業と課外活動を両立させる中で、粘り強さと自立する力を身につけることができました。
これからSAPを専門とするIT導入コンサルタントとしてのキャリアをスタートさせるにあたり、JICUFとSSIから受けた支援と期待に応えられるよう、これからも学び続け、できる限り他の人を支えて行きたいと思います。そして、自分と同じように、ただ誰かに自分の可能性を信じてもらうことを必要としている人たちのために、新たな機会を創り出していきたいと思います。

ハゼムさん、おめでとうございます!今後の活躍を楽しみにしています。
