JICUFが新イニシアチブRefugee Education Japanを開始
この春、日本国際基督教大学財団(JICUF)は難民の高等教育支援に関する業務をまとめて、Refugee Education Japan (REJ)と題したイニシアチブを開始し、ウェブサイトも開設しました。JICUFは、2017年にシリア人学生をICUに受け入れるためのプログラム「シリア人学生イニシアチブ」を開始して以来、難民の背景を持つ若者に高等教育の機会を提供するために尽力してきました。
この春、日本国際基督教大学財団(JICUF)は難民の高等教育支援に関する業務をまとめて、Refugee Education Japan (REJ)と題したイニシアチブを開始し、ウェブサイトも開設しました。JICUFは、2017年にシリア人学生をICUに受け入れるためのプログラム「シリア人学生イニシアチブ」を開始して以来、難民の背景を持つ若者に高等教育の機会を提供するために尽力してきました。
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2024年2月12日と13日、JICUFはフィリピン・マニラで、在フィリピン・カナダ大使館、デ・ラサール大学、オーストラリア・難民教育特別利益団体、パスウェイズ・ジャパンと、「教育パスウェイズに関するアジア太平洋地域会合」を共同企画しました。会合には、フィリピン、オーストラリア、バングラデシュ、韓国、タイ、日本から、40名以上の政府・UNHCR・高等教育機関・NGOの代表者が出席し、地域の大学がより多くの難民学生を受け入れる方法について議論しました。
12月13-15日、スイス・ジュネーブで難民問題について討議する世界最大の会議である第2回グローバル難民フォーラムが開催されます。JICUFは今後も難民の高等教育を支援する宣言を行いました。
5月17日(水)及び18日(木)、JICUFは上智大学において「難民のための教育パスウェイズの拡大(Expanding Refugee Education Pathways)」と題した会議を、教育パスウェイズのためのグローバル・タスクフォース、パスウェイズ・ジャパン、上智大学と共催しました。20ヶ国から60名ほどの専門家が参加し、高等教育を通じて難民を第三国に受け入れる「教育パスウェイズ」について討議しました。
3月30日(木)から4月1日(土)まで、ICU教養学部3年生の平田ひかりさん、早稲田大学博士課程に在籍するスザン・フセイニさん、JICUF副代表の髙田亜樹の3人が、カナダのウィルフリッド・ローリエ大学で開催された”Students as Partners: Equipping Student Leaders as Partners for Sustainable Humanitarian Action”(パートナーとしての学生:持続可能な人道活動における学生リーダーの育成)と題された会議に出席しました。
JICUFは、シリア人学生イニシアチブ(SSI)を通して、これまでに7名のシリア人学生をICUに受け入れてきました。SSIを通じた学生の新規採用はこの秋で終了し、今後は新たな方法で難民・避難民学生を支援して参ります。新たな試みの一つは、一般財団法人パスウェイズ・ジャパンが実施する「日本語学校パスウェイズ」プログラムへの資金提供です。
5月、JICUFとパスウェイズ・ジャパンが共同で運営する「日本・ウクライナ大学パスウェイズ」を通して5名のウクライナ人学生がICUに到着しました。その後多くの大学が参加し、プログラムは大きく発展しました。
折居徳正(おりい のりまさ)さんは、1987年にICU高校、1991年にICUを卒業しました。折居さんは、JICUFのシリア人学生のための奨学金プログラム、シリア人学生イニシアチブの運営において、重要な役割を果たしています。2017年当時、難民支援協会のプログラム・マネジャーであった折居さんは、同イニシアチブの設立を助け、以来トルコに住むシリア人学生への広報、出願者の審査、奨学生の日本への入国を支援し、来日後もサポートを提供しています。現在、パスウェイズ・ジャパンの代表理事を務める折居さんに、ICUでの思い出と、これまでのキャリアについて伺いました。
2020年7月、JICUFはUNHCRとアジア太平洋地域における難民の高等教育に関するオンライン会議シリーズを開始しました。第1回及び第2回にはそれぞれ20ヶ国近くから約80名の高等教育関係者が出席しました。